2013年5月27日月曜日

スリ

タイに来てちょうど三ヶ月。
無事に留学ビザを取れて、ラオスから帰ってきた。
帰りも夜行バスで、家に着いたのは朝5時。
陸続きでタイ語も通じる国だからなのか、
すでに外国にいて、また外国に移動するからなのか、
ラオスに行くのが「外国に行く」という感じが全然しなくて、携帯電話、インターネットが使えないということも忘れていた。
ラオスのことはタイに帰ってきてからゆっくり書こう。
と思っていた矢先、iphoneをすられた。

家に着いて、シャワーを浴びたり身支度してそのまま学校に行ったので
疲れていて注意力が欠けていた。
今日は特に混んでいて、大荷物を抱えた欧米人のバックパッカーが5人くらい乗っていた。
私が乗ったバス停の次のバス停で降りる雰囲気だったので
ファラン(欧米人)が降りたら座れる、ファランが降りたら座れる、
これに気をとられていた。
おっさんの手がポケットに当たったことに違和感を感じていたのに
座席に座ってiphoneをチェックしようと思う時まで気がつかなかった。
おっさんはファランと一緒に降りたのでもう手遅れ。
今頃カオサンロードかどこかで売られているんだろう。
高価なものをなくしたというよりも、
ここ2ヶ月の写真がなくなったというのが悲しい。
特にラオスは美しいものやかわいいものがいっぱいで、たくさん写真を撮った。
気になる音も録音した。
思い出は心の中にあるさ、みたいなポジティブなことを考えるが
悲しいもんは悲しい。悔しい。
三ヶ月たって気がゆるんでいた自分も悪い。
もう本当に気をつける。

学校が終わってDBに付き添ってもらって警察署に行く。
iphoneは見つかる可能性がほぼないよ、といって帰されそうになる。
海外保険で保障されるかもしれないので盗難届けが欲しかったので
なんとか書いてくれと頼む。
全然ヒマそうなのに。一人の若い警官なんてちょっと話聞いてどっか行った。
これがタイの警察スタイル、というDB。
 
帰ってDBの家族に「タイで働いて稼いでまた買えばいいじゃん」
「ファイトーファイトー」と勇気づけられたり、
語学学校でもスタッフや先生が親身になって話を聞いてくれた。
タイの良いところと悪いところをひしひしと感じた日。




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