2013年11月28日木曜日

ランプーン2日目

朝7時、アチャーンの「コーヒー飲むぞ」という声で起こされる。
今日もプンがデロンギのエスプレッソメーカーで入れてくれた。
タイのお菓子も朝早くからアチャーンと買いにいったらしい。
アチャーンInsonはなかなか私の名前を覚えてくれない。
何度言っても「みこ」「みき」「みきこ」となる。

儀式の祭壇のある場所へ行くと
さらにお菓子や果物、豚の頭やアヒルの丸焼きなどが飾られていた。
プン達が私たちよりも早く起きて準備したのだと思う。




アチャーンと奥さんの両親の写真や
タイの近代芸術の父、アチャーンSinの像も飾られていた。
奥さんのお母さんが女優らしく、超絶美人な人が写真に写っていた。
朝ごはんにおかゆを食べる。
にんにく油も入れて体があったまる。
朝ごはんを食べ終わった頃、儀式に参列するお客さんが続々とやってきた。
アチャーンの友人の芸術家、その家族、近所の人など30人くらい。
まだまだ始まらなさそうなので散歩がてら集落の中の写真を撮る。
本当に広い敷地。


私たちが泊まった家。


古いスタイルのゴミ箱。ゴム製。
ラオスでも見たけどかわいい。


戻ってくると学生がギャラリーのTシャツを買い、
アチャーンと奥さんのサイン会が始まっていた。
少しして、ゆるりと儀式が始まった。
白い服を来たアチャーンと奥さんが祭壇の前に座り、
アチャーンが手紙のようなお経のようなものを読む。
みんな写真をバシャバシャ撮りまくる。
手紙を読み終えて、「はい、終わり」とあっけなくアチャーンは言う。
その後植物に水を含ませて、
アチャーンがみんなの頭に水をかけていく。
ナショナルアーティストの聖水。
お供えのお菓子や果物を食べたり、談笑したり。
気球も飛ばす。

タイの国旗柄やみどりと白の格子柄。
私たちもギャラリーグッズのカバンを買って、
アチャーンにサインしてもらう。
綿の丈夫なカバンにアチャーンの版画がプリントされている。
そのまま皆でお昼にカオマンガイを食べる。
朝ごはん、おやつ、昼ごはんの間に時間が空いてなくてずっと食べている。
ここに来て太ったと、ここで生活している人はいう。

儀式が終わるとギャラリーのスタッフや弟子の男たちは
お酒を飲み、休憩モード。
家政婦の二人は夜のカントーク(お祝いの時に食べるタイ北部の伝統的料理)の
準備で追われている。
女は働いて男は酒を飲む図。
一応、祀っていた豚の頭を焼きながら料理の仕込みも手伝っていた。


庭師のおじさん達と話しているうちに
学生たちとアチャーンが彫刻刀屋さんに行ってしまい
DBが自分も行きたかったのに!と悔しそうにしていた。
北部地方は木の彫刻が盛んで良い道具も売っている。
DBは次の制作に使うから見に行きたかったのだ。
まあ置いて行かれたものはしょうがないとおじさんたちとおしゃべり。





犬のババとブブ。
お祭りモードで顔に化粧されてる。


ちょっと昼寝して起きると
カントークの赤い机が並べられ、
ラムタイ(タイの伝統的踊り)をする学生がリハーサルをやったり
さらにバタバタしていた。


もち米を袋につめたり、たいまつの火を灯したり手伝う。


あっという間に暗くなり、夜の部が始まる。
音楽を聞きながらカントーク料理を食べる。
自分達が手伝ったゲーン・ケーもあった。


満腹になって来た頃に踊り子が登場。
手の先がピンとしてきれい。
コムローイを飛ばす。


音楽や踊り子の学生達が帰ったあと、
オーがギターを弾き、歌いながら
イサーンの学生達も輪になって飲んで、歌って宴。


酔っぱらった学生たちに日本人だと珍しがられ
日本語を教えるとキラキラした目で聞いてくれる。
大学生でこんなキラキラした目、日本人でできるだろうか。
もう眠さが限界になってきた頃、トイレと言ってそっと抜け出し、また沈没。

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