2013年11月27日水曜日

ランプーン一日目

朝6時に到着。


アチャーンInsonのアトリエに行くまでロッヨン(乗り合いバス)に
乗らないと行けない距離。
朝8時以降じゃないと正規の値段で行ってくれないので
周辺を散歩して朝ごはんを食べられる場所を探す。
途中、お寺を撮影しようとしたら犬の集団に詰め寄られてあせる。
少し冷えるのであったかいお粥でも食べたかったけど見つからず。
DBも初めて食べる、鶏の肉団子のからあげ「ガイジャーク」ともち米を
地元の学生にまじって食べる。
朝早過ぎて、学校の近くのこの店しか開いていなかった。

ロッヨン乗り場に戻ってもまだ8時ではなく、
仕方なく100B払ってアチャーンのアトリエまで向かう。
降りて、地図を確認してさあ行こうと思ったら
向かいから自転車に乗ったアチャーンとお弟子さんに偶然出会う。
トゥクトゥクに似た乗り物にのってアトリエへ向かう。


アトリエというか、家がたくさんあって一つの村の集落のよう。
ある家はギャラリー、ある家は宿、ある家はアチャーンの家、アトリエ。









アチャーンの奥さんも紹介される。
奥さんはイギリス人の彫刻家で美人。タイ語もすごく上手。
奥さんのギャラリーもある。


アヒルや犬がうろうろ。動物が多い。
アヒルが群れになって移動しているのが面白い。
途中でアチャーンが版画を削り出す。
わずか数十秒でできあがり。



ツアーが終わって、コーヒータイム。
弟子、というかここで先生の生活や作品の手伝いをしながら、
自身も制作活動をしている男たちが5人くらいここで生活をしている。
その内の一人、プンがコーヒーをいれてくれた。
昔コーヒーの入れ方を勉強をしたという。
アカ族という山岳民族のコーヒー豆ですっきりして美味しい。
コーヒータイムが終わって、儀式に使う飾りをつくる手伝い。
北部地方でよく見るランタン。
アチャーンオリジナルのデザイン。
学生のときの文化祭の準備をしているような気持ち。


ひといきついたところでお昼ごはん。
アチャーンのところで働いてる庭師、運転手、弟子、家政婦さん達みんなでごはん。
できたての牛肉のラープ(東北風サラダ)ともち米はむちゃくちゃ美味しかった。
生のラープ、牛の内蔵と胆汁のソースもいただく。
牛の生肉には自信がなかったので控えめに食べる。
地元の人もおっちゃんしか食べてなかった。
北部地方のおっちゃんは珍味好きなのか。


お昼のあと、飾りづくりもすぐ終わって
次はお供えを配置。
庭師の人がカットしたココナッツ、バナナ、かぼちゃやパパイヤを
アチャーンの指示のもと祭壇代わりのテーブルに配置。
房になったココナッツはかなり重い。




「コンテンポラリーアート」「アーティストネバーダイ」とか言いながら
弟子たちは違う飾りをつくっていた。




お昼を過ぎると来客が次々にやってくる。
アチャーンがつくった家具を運び出しに来る人や、
政府の文化部署からナショナルアーティストをケアするためにやってきた
ピーゴイと知り合う。
私たちとそんなに歳が変わらない気さくな人。
バンコクから自分で運転して来たという。


やることがなくなり、家政婦のパーシーを手伝う。
バーイ・パック・ペットの葉っぱとドーク・ケーという花の下処理。
明日のカントーク料理に使う。
それも終わって手持ちぶさたになり、
早朝から起きていたため眠くなって昼寝。
一時間程して起こされ、
市場にお供えの果物と花を買いに行く。
プンが車を運転。
その前にアチャーンおすすめの豚のからあげ屋さんで夕ごはん。
アトリエの方で食べるんじゃないかと思ったけど、
たぶんここを紹介してくれたのだと思う。
豚肉ともち米。
こっちの人は肉食なんかな。


市場に行くとアチャーンはあまり迷いもなく目についたものから買っていく。
オレンジを5kg、りんご10パック、パイナップルとぶどうもいくつか。
花も両手で抱えきれないくらいの束を購入。
帰り道に近所に住む人に頼んでいた
果物をのせる用のバナナの葉でつくられたお皿を受けとる。
毎年頼んでる様子。
街の人も良い意味で巻き込んでの儀式。お祭りだ。

帰るとやっぱりみんな別のものを食べていた。
イサーン(東北地方)から大学生の団体が来ていて、
アチャーンは学生達にアトリエの案内をする。
友人の芸術家も来たりと忙しそう。
その間私たちはお弟子さん達とお酒を飲む。
お酒はタイのウォッカとサメ印の栄養剤とリポビタンDみたいなものを
ミックスしたオリジナル。
甘くてきついしそんなに美味しくない。
ショットでまわしのみ。


陽気なオーがギターを演奏して歌う。
コムローイも飛ばしたり。爆竹付き。
爆竹の一部が肩にあたる。


のんびりした楽しい夜。
デモで騒いでいるバンコクのことを忘れてしまう。
少し酔っぱらってきた頃にカウボーイみたいな格好に着替えたアチャーンがやって来て、
ピーゴイとDBと三人で儀式の花を飾る手伝い。
バナナの葉でできた儀式用のお皿に白い小さい花をさしていく。
全部終わって気がつけば0時。
アチャーンは先に床についた。
シャワーを浴びて沈没。

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